恩師に会って感じた経験から来る言葉の重み

人生


高校を卒業して6年
当時3年生のクラスの担任だった先生に
2年ぶりに会いに行きました

高校生の頃の話から最近の話までした
2時間半の時間はあっという間で

ただあと2年で定年になる先生の言葉は
ひとつひとつ重く自分たちに刺さってきたので
先生から受けた言葉をもとに記事を書いていきます


「流しソーメン世代」と言われたぼくら


高校3年生と言ったら大学受験を控えながらも
高校最高学年として部活や行事では一番気合を入れて
のぞむのが3年生だと思います

ぼくらのクラスもそれは同じで
特に学校祭に関しては一番楽しめていたんじゃないかと自信があるぐらい楽しみました

そんな学校祭も明日で終わるとなった時に
なぜか「明日流しソーメンをやろう」となりました

明日で学校生活最後の学校祭が終わってしまう
何か最後にみんなで思い出を作りたい
夏の終わりに夏らしい何かをしたい
きっとそういう思いから流しソーメンをやろうとなったんだと思います

友達の家の竹林から
竹を切って、節を抜いて、ソーメンを茹でて
オールで流しソーメンを一から準備して
チャリで竹と大量のソーメンを学校へ運びました

こんな感じで学校まで運んでいたので
「こいつらなにをやろうとしてんだ」
って学校で話題になりますよね

生徒指導の先生の目に留まり
教頭先生まで話が入り担任の先生に
「おたくのクラスの生徒何か企んでいますよ」と話が来たそうで
教室に行くとブルーシートに隠された竹とソーメンを確認したそう

そんなことをしていたので
ぼくらのクラスは特に「流しソーメン世代」と言われていたそうです


経験の重さ


「そんなこともあったな」
と楽しそうに笑う先生

先生はぼくらに全く怒りませんでした
さらには先生自らも参加しようとしていました

普通だったら

学校に余計な物を持ってくるな
学校にいらん迷惑をかけるな
そんなことやっちゃいかんに決まってるだろ



なんて禁止させるのが普通かと思いますが
禁止させずに自分たちに実行させたのには
先生の今までの経験と考えがあったからだと言います


「今やれる時にやりたいことをやっておけ」


やれない理由、やらせない理由を見つけるのは簡単

だけどそのネガティブな理由のどこに妥協点を決めて
やり抜くことができるかが重要であると。


「やりたいと思ってもタイミングというものは絶対にあって、その中で時間は進み続けて自分の体もどんどんと歳を取っていく。歳をとるにつれて色々とできることも限られていく。

絶対にベストなタイミングでそのやりたいことができるとは限らない。だから、やれない理由がある時にそれに対していかに妥協点を決めて、やりたいことをやれるかが大事だ」

と言っていました


あの時の流しソーメンも
あそこで禁止にして辞めさせることは簡単なこと
でもそこで辞めさせたら
こいつらが一生できないかもしれないし
一生後悔するかもしれない

だったら先生自らが妥協点を決めて
最悪の場合は対処するぐらいの気持ちでいてくれたから
できたのかもしれないなと思いました


「経験の数だけ多角的に物事を見れる」


色々な経験をしていく中でその経験ごとに人に出会ったり
新しいパターンの事象に出会えます

特に先生は職業柄もそうで色んな生徒に毎年毎年出会えます

その色んな人や事柄との出会いが大事だと言います


一回の経験しかしていないと
その一回の経験で物事を全て捉えてしまって判断をしてしまう

でも本当はその一回の経験では
真正面からしかその事象を見ていないのかもしれないので
その方向からの判断しかできない

真横から見たらどう見えるのか
真上から見たらどう見えるのか
もっと広い面で見たときはどう見えるのか

「そういった色んな方向から物事を判断するためには色んな人に出会ったり、色んな事柄をやってみたりして初めて判断ができるんだ」

と先生はおっしゃっていました


流しソーメンも
一方向からみたら学校的に辞めたほうがいいのかもしれないけれど
側から見たら生徒自らがみんなを楽しませようと楽しそうなことをやっているな
と判断することができます


色んな経験をしてきて
色んな方向から物事を捉えることができるからこそ
その判断ができたんだ

とおっしゃっていました



二つの学び


今回先生とお話しして
特に学んだことが二つあります


言葉の重みと説得力


やりたいと思ったことをやるのもそうだし
やりたくないと思ったこともやってみることが重要なのかなと思います


「やれるうちにやりたいことやっておけ」も
「色んな経験をしておけ」も

先生の実体験があって
それをぼくらに示していたからこそ
本当にそうなんだろうなとすごく重く刺さってきました


つまり

色んな経験をしたからこそ
言葉の重みが違うし説得力がある

と実感しました


過程を見せる


そしてもう一つ

今回のお話しは
ぼくらが実際に経験したから特に響くんだと思います


あの流しソーメンをした時の先生のした判断が伏線となり
「やれるうちにやりたいことやれの話」や
「多角的に物事をみるための話」に繋がっているので

今回のお話しに厚みが出ていたんだと感じました


つまり

過程を見せること

も重要であることを学びました


あの実体験をぼくらにさせたからこそ先生の話が重く刺さりました


2年後にどんな人になっているか


「6年前からぼくらは成長していますか」

最後に質問をしました。


「話し方やちょっとした考え方をみると色んな経験をしてきているんだなと感じる

その経験の数だけそれぞれ個々に味がつきそれぞれ成長しているなぁと感じるよ」

ぼくらも少しは成長していました


2年後に先生が退職される際には
みんなで集まろうと話になりました


それまでにどんな経験をして
どんな人になっているか
自分でも楽しみに成長していたいと思います


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