学生の時に
もういいやって何回も投げ出したし
やっぱすげえなってのめり込んだし
嫌というほど熱中もしたもので、
いわゆる学生の頃がんばったことは何ですか?
3つあげてくださいの一つに、確実に入るのが
「海外住居ボランティア」だと言えます。
結局3年間ほど続けてきた活動だったけど
ボランティアって何だろうの結論は出せなかったし
人それぞれの考えた方があったなあって思ったので、
今回はその海外住居建築ボランティアに関わったぼくがその時感じていた
ボランティアの見え方について書いていければいいかなと思います。
ボランティア活動ができた大元の母体となる団体はちゃんとある
そもそもぼくが活動していたサークルにも母体となる団体はちゃんとあって、
国際NGO団体の「Habitat for Humanity」(通称:ハビタット)と言います
ハビタットについての説明はぼくがここで話しちゃうと説明不足かもしれないので
興味あったらこちらの参考動画があるのでご覧いただければと思います。
『ハビタットフォーヒューマニティとは』
でもそんなちゃんとした説明じゃパッとしないしよくわからないので
「世界では赤十字ぐらい有名な団体なんだよ」
って先輩から言われた言葉が実態として捉えやすく
さらにそれがずっと抜けず
次に入った後輩にもそうやって伝えていました
なんかそれこそが宗教ぽいねって言われるかもしれないけど、
例えばじゃあ
二階の食堂のカレーはご飯多めでルーはケチってるから地下の食堂に行った方がルーも多いよって言われた言葉を信じてそれを友達に伝えて食堂に行かせてたりしてるのとなにが違うんでしょうか。
なんも変わりませんよね?
それと同じことです。
今回はハビタットについて深ぼっていく記事ではないので
ちゃんとした団体に属して活動していたんだよってことを何となくわかってもらえたら嬉しいです
活動は大真面目でただ働きで高校の部活
じゃあ実際なにしてんの?
言ったら労働です。
しかもボランティアを名乗っているのでただ働きです。
夏休みや春休みなどの長期休暇を使って
2週間前後の日程の中、
主に東南アジアや東ヨーロッパ、さらにはオセアニアやアフリカなんかでも活動を行いに行っています。
活動って言っても本当に一昔前の労働と一緒
今みたいにパソコンカチカチ、機械でキュイーーン
なんかじゃなくて
ひたすらスコップ、
何かよくわからないただの鉄の棒、
うっすーい皿みたいなバケツを使いながら、
穴を掘って土をかき出すみたいな作業だとか、

砂と石灰のような謎の粉と水を分量測らず、
適当に土の穴の中に流し込んでできたもの(=セメント)をひたすら作って壁に塗る、
というより引っ付ける作業なんかを

ひたすら続ける労働です。
現代では考えられない方法で行っているかもしれないですけど
これを行っている彼ら含め自分らは大真面目に行っています。
自分たちで支援できる範囲の額ではこういった作業が一番金額的に適したやり方で
その中でも最善の手を使って行えているのです。
自分たちももう少し支援できる額面の範囲が広ければ、
自分たち一人一人がもっと支援を募ったら、、、、
ただ大学生の自分たちにできるのは、
このやり方が精一杯で当時の最善の選択で行っていたのは間違いありません。
しかも場所は東南アジアとかだと
赤道直下にあたるので日中は30〜35度ぐらいまで上がるコンディションの中という過酷な労働環境でもあります。
そんな活動を2週間前後続けるのです。
現地滞在中に地域観光みたいな現地を理解する日もありますが
基本的に行う活動はそれです。
海外に家を建てる活動です。ハードじゃないわけがない。
寄付していただいたお金はきちんと使わせて頂いております
人からお金を頂いたり、物資を協賛して頂いて活動したりもしてます。
たぶんそこの使い道、使われ方が明確でないから誤解を生みやすいのでないかと思います。
そしてそういうところから無意識に
人様が出してあげたお金で活動しているとか
人が支援、援助してあげたお金を使ってるとか
自分がgiveした分だけちゃんと働けと思われるのでしょうか
実際募金だとかクラウドファンディングとか使って
集めたお金でサークルで飲み会やってるんじゃないの
とか思われてるかもしれません
そこの懸念をされているとしたら活動報告会や
FacebookなどのSNSであげている活動報告を一度ご覧頂ければと思います。
以下にもぼくがインドに派遣した時のことをまとめた動画を貼っておきます。
実際に何を行っているのか、学生が本気で何と取り組んでいるのかが明らかになると思います。
もし良ろしければご覧ください→『GV インド派遣』
皆様から頂いた寄付金はこちらに使っています
この企画を実施するにあたって使いました
とか報告書やオフラインでの報告会でははっきり内訳を示しています
大抵の場合は、現地での活動費、宿泊費、コーディネートさんへのバジェット費、啓蒙活動の一環としてのオリジナルのチャリティグッズ作り、保健グッズ調達、などその都度用途に合わせて使わせていただいております。
きちんと使い所があるのでこの活動も皆様から支援を募る活動を続けているのです。
ボランティアに対する姿勢が宗教のように思われる
そもそも宗教だって言ってる方々は
宗教ってなんだと思っているのでしょうか?
すごい影響力のあるカリスマ的存在がいて
その人や組織に洗脳されているイメージなのでしょうか。
ある方が「宗教は最大のコンテンツだ」とおっしゃっていました。
まさにその通りで、
世界中の何人の方はイスラム教という思想や考え方を根底に持っていて、
何人の方はキリスト教という思想を基に暮らしていて、
そう考えると、
宗教というカテゴリーは人間が考えうる思想の根底を占めるものになっているのものと言えます。
しかしじゃあなぜ
ボランティアサークルは宗教だなんて言われるのでしょうか。
他にも様々なサークルはあるのに、なぜボランティアだけ?
きっと日本人は特に、無償で人に何か奉仕する、giveの精神に抵抗があるのでしょう。
なにかやってもらったなら、その見返りが欲しい
give & takeの精神が根底にあるのだと思います
だから、そんな人に何かをするだけ、与えるだけの団体なんて考え方がおかしい、普通じゃない、何か強い力に影響を受けているんじゃないかという妄想からそういうイメージがつくのではないでしょうか。
あとは、サークルにも関わらず強い使命感ややり遂げる責任感があるという点
これに関しても活動をどうにか支援したいとか、精力的に働くが故に必死に見られて、
大学生からしたらその必死さが怖い、洗脳されてる、と見られてしまうのではないかなと思います
両親からボランティア団体は宗教だから気をつけなさいと言われて、
って声はよく聞きました。
実際に気をつけるべきところはそこなんでしょうか。
自分の目で見て選択する時代、
そのボランティア団体は宗教であるのかどうか、
自分自身で判断して道を進むべきだと思います。
日本で生きているだけでは味わえない世界観
個人的にボランティアサークルで活動した身としては
学生時代に一度はこの経験をしてよかったなと思います。
そして、この偽善や宗教のイメージというのは中々払拭できないことだと思います
改善点を何か提案できないのが申し訳ないですが
自分で選択した道で行っている活動に全力で力を注いで頑張ったら良いと思います
その全力の姿勢を示しているその後に
周りの家族、友達、その友達、身近な人たちに影響を及ぼしイメージを変えることはできると思います。
人のために何かする、
何かをするためにどうするか、どんな方法があるか、なにをはじめたら良いか、そもそも自分たちは何かできることはあるのか
恵まれていない環境の方々への支援を考えるにあたって、常にgive & giveの精神を持つことができました。
やってあげたら、やってもらえるのが当たり前ではない世界を感じられました。
日本に住んでいたら得られない経験をできると思います。
一度その世界に飛び込んでみると、面白い世界観に触れることができると思います
さらに周りのイメージを変えるきっかけになれるかもしれませんね
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